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イギリス王政復古演劇案内

(監修)喜志哲雄   (編集)圓月勝博   (編集)佐々木和貴   (編集)末廣 幹   (編集)南 隆太  

イギリス王政復古演劇案内
判型 A5版
ページ 276ページ
価格 2,800円(税別)
ISBN 978-4-7754-0163-7
略号
発売日 2009年9月9日

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解説

シェイクスピアとも現代演劇とも異なるもうひとつの華やかな演劇世界が、この時代に存在していた。当時の文学状況、劇団・劇場・観客、俳優、台詞術、演劇批評を俯瞰し、代表的な芝居17本を紹介した、本邦初の王政復古演劇の見取り図。

目次

はしがき

第 I 部 王政復古演劇の全体像
第1章 序論 王政復古演劇の再評価●末廣 幹
第2章 王政復古の文学●小野功生
第3章 劇壇、劇場、観客 王政復古期の劇壇事情●南 隆太
第4章 俳優について●梶 理和子
第5章 王政復古演劇の台詞術●喜志哲雄
第6章 王政復古演劇批評●圓月勝博


第 II 部 王政復古演劇の具体像
第7章 王政復古演劇の展開●佐々木和貴
第8章 王政復古演劇 必読の17本

1『あらし』(松田幸子)/2『グラナダ征服』2部作(伊澤高志)/3『舞台稽古』(小西章典)/4『田舎女房』(小西章典)/5『当世伊達男』(岩田美喜)/6『ヴァーチュオーソ』(岩田美喜)/7『すべては愛のために』(圓月勝博)/8『流れ者』(川田 潤)/9『ルシアス・ジュニアス・ブルータス』(原英一)/10『救われしヴェニス』(原英一)/11『オルノーコ』(佐々木和貴)/12『愛の最後の策略』(川田 潤)/13『逆戻り』(川田 潤)/14『世の習い』(友田奈津子)/15『募兵将校』(南 隆太)/16『でしゃばり』(末廣 幹)/17『ジェイン・ショア』(原英一)
第9章 入門ブックガイド──王政復古演劇を楽しみたい、学びたい人のために●福士 航


コラム1 王政復古演劇と「空白」の18年──内乱期は演劇を殺したのか?(南 隆太)
コラム2 王政復古演劇から18世紀演劇へ──王政復古演劇はいつ終焉したのか?(佐々木和貴)
コラム3 王政復古演劇とゼノフィリア──イギリス国民意識とフランス文化(圓月勝博)
コラム4 王政復古演劇とシェイクスピアの上演──歌って、踊って、空を飛ぶ?なんて楽しいシェイクスピア!(南 隆太)
コラム5 王政復古演劇とシェイクスピアの改作──Shakespeare Made Fit(佐々木和貴)
コラム6 王政復古演劇の「視覚的装飾」と「歌曲」──英国風オペラの登場(圓月勝博)
コラム7 王政復古演劇とリベルタン──エンターテインメントとプロパガンダ(圓月勝博)
コラム8 日本における王政復古演劇──翻訳と批評(末廣 幹)

参考文献
付録1 王政復古期ロンドン主要劇場概観
付録2 王政復古演劇関連年表

あとがき
索引(人名・作品名・用語)

掲載情報

■ 「英文学研究」2011年第88巻に掲載されました

今後長年に亘って復古期演劇研究のための必読書になることは確実である。我が国の英文学研究史上の大きな「事件」とも評し得る良質な文学史の誕生を喜びたい。(里麻静夫 中央大学)

著者紹介
  • 喜志哲雄

    1935年、兵庫県生まれ。京都大学文学部英文科卒、コロンビア大学留学。京都大学大学院博士課程満期退学。1999年、京都大学定年退官。『シェイクスピアのたくらみ』でAICT(国際演劇評論家協会)演劇評論賞受賞。2015年、京都府文化賞・特別功労賞受賞。2019年、兵庫県功労者「県勢高揚功労」受賞。著書に『劇場のシェイクスピア』、『シェイクスピアのたくらみ』、『劇作家ハロルド・ピンター』。

  • 圓月勝博

    同志社大学文学部英文学科教授。共著書に『挑発するミルトン──「パラダイス・ロスト」と現代批評』、『食卓談義のイギリス文学──書物が語る社交の歴史』、Milton and the Terms of Liberty。訳書にサミュエル・ジョンソン『イギリス詩人伝』(共訳)、ヒル『クリストファー・ヒル評論集』全4巻(共訳)。

  • 佐々木和貴

    秋田大学教育文化学部教授。北海道大学文学部卒業。北海道大学文学研究科英文学専攻博士課程中退。著書に『文化現象としての近代──吉村伸夫遺稿集』(共著、金星堂)、『演劇都市はパンドラの匣を開けるか』〈初期近代イギリス表象文化アーカイヴ〉(責任編集・著、ありな書房)、『新歴史主義からの逃走』(共著、松柏社)など。

  • 末廣 幹

    専修大学文学部教授。国際基督教大学卒業。筑波大学博士課程文芸・言語研究科単位取得満期退学 修士(文学)。共編著・共著書に『イギリス文学入門』、『イギリス王政復古演劇案内』、共訳書にフレドリック・ジェイムソン『目に見えるものの署名──ジェイムソン映画論』〈叢書・ウニベルシタス〉。

  • 南 隆太

    東京経済大学経営学部教授。神戸市外国語大学卒業。英国国立ウォリック大学(Univ. of Warwick)英文学修士課程修了。関西学院大学文学研究科博士後期中退。分担執筆に Shakespeare and the Second World War: Memory, Culture, Identity(University of Toronto Press)、共訳書にマリア・ニコラエヴァ&キャロル・スコット『絵本の力学』など。

関連書籍
  • ゴルディオスの絆/結婚のディスコースとイギリス・ルネサンス演劇

  • ライオンとハムレット/W・B・イェイツ演劇作品の研究

  • ハードウィック館のベス/シェイクスピア時代のある女性像

  • 宮廷祝宴局/チューダー王朝のエンターテインメント戦略

  • T・S・エリオット 文学批評選集/形而上詩人達からドライデンまで

  • 変容する悲劇/英米文学からのアプローチ

  • マーヴェル書簡集

  • 「リハーサル」散文版/アンドルー・マーヴェル散文作品 I

  • ルネサンスのパトロン制度

  • 新歴史主義からの逃走

  • 日本人登場/西洋劇場で演じられた江戸の見世物

  • 兄弟喧嘩のイギリス・アイルランド演劇

  • ハムレットと海賊/海洋国家イギリスのシェイクスピア