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ハムレットと海賊/海洋国家イギリスのシェイクスピア

(著者)小野俊太郎  

ハムレットと海賊/海洋国家イギリスのシェイクスピア
判型 四六判
ページ 301ページ
価格 2,200円(税別)
ISBN 978-4-7754-0252-8
Cコード
略号
発売日 2018年6月25日

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解説

『ハムレット』で海賊が登場した背景には、海洋国家へと向かうイギリスの姿があった。 グローバル化という名のもとで、海洋覇権の時代が終わっていない現代において、シェイクスピアの作品群から浮かび上がる課題は、日本にとっても無縁ではない。シェイクスピア作品をかつてない斬新な視点から読み解く画期的な解説書。

目次

序章 ハムレットと海賊との遭遇
第1章 海賊と難破の物語
1 女王陛下の海賊たち
2 ハムレットを救う海賊
3 『十二夜』と双子の難破
4 ロマンス劇とボヘミアの海岸
第2章 地中海世界と覇権争い
1 憧れとライバルとしての地中海世界
2 『間違いの喜劇』と海外交易
3 『ヴェニスの商人』と奴隷交易
4 『オセロ』とキプロス争奪戦
第3章 征服者の驕りと土着の反乱
1 植民地の管理と反乱
2 『タイタス・アンドロニカス』とゴート族
3 『リチャード二世』のアイルランドとウェールズ
4 『テンペスト』と大西洋
第4章 王政か、共和政か、問題はそこだ
1 国家の舵取りをする
2 『ヘンリー五世』と強い王
3 『リチャード三世』のガバメント
4 『ジュリアス・シーザー』と理念としての共和政
終章 「ルール・ブリタニア」へ

メディアほか関連情報

■ 「讀賣新聞」2018年9月30日に掲載されました

学術的な考察に終わっておらず、広がりがあり、読書の楽しみがある。歴史、地理、政治、そして文化と複合的な構成要素から読み解くと、シェイクスピアの本当の面白さが伝わってくる。
(森 健・ジャーナリスト)

■ 「出版ニュース」2018年8月中旬号に掲載されました

シェイクスピア作品から海洋国家イギリスの姿を描き出す。海によって運命を変えられた者たちの物語を外観、『ヴェニスの商人』、『オセロ』などから見えるイギリスの海洋覇権や植民地支配の実相を明らかに。海賊を切り口にシェイクスピアの新たな読み方を示す。

■『英語年鑑』(研究社、2020年1月)、「回顧と展望 シェイクスピアの研究」で取り上げられました

イングランド王国の海洋国家への転身という16世紀後半期から始まる重要な現象に着目し、海洋と関わるシェイクスピア劇の設定や背景、場面を分かりやすく解説してくれる。(中野春夫・学習院大学教授)

■『熊本日日新聞』2020年4月12日に掲載されました

本書は、『ハムレット』や『ヴェニスの商人』『オセロ』などの作品を、海洋国家イギリスによって運命を変えられた人々の物語として、読み直すことで、多角的にシェイクスピアの面白さを分析している。著名な古典文学にも、新しい読み解き方があるのだと、大いに教えられた。(加来耕三)

著者紹介
  • 小野俊太郎

    1959年、北海道札幌市生まれ。東京都立大学卒業。成城大学大学院英文科博士後期課程単位取得退学。成蹊大学などで教鞭を執る。著書に『ハムレットと海賊──海洋国家イギリスのシェイクスピア』、『『東京物語』と日本人』(上記すべて松柏社)、『ドラキュラの精神史』〈フィギュール彩77〉、『新ゴジラ論──初代ゴジラから『シン・ゴジラ』へ』、『太平洋の精神史──ガリヴァーから『パシフィック・リム』へ』(上記すべて彩流社)、『ガメラの精神史──昭和から平成へ』、『快読 ホームズの『四つの署名』』、『「クマのプーさん」の世界』、『[改訂新版]ピグマリオン・コンプレックス──プリティ・ウーマンの系譜』、『『トム・ソーヤーの冒険』の世界』(上記すべて小鳥遊書房)など多数。

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