判型 | 四六判上製 |
ページ | 270ページ |
価格 | 2,500円(税別) |
ISBN | 978-4-7754-0073-9 |
Cコード | |
略号 | |
発売日 | 2005年3月1日 |
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- 解説
16世紀のイングランド、チューダー朝の宮廷に祝宴局が誕生した。保護と統制という2つの手段でシェイクスピアを生むエリザベス朝演劇の黄金時代を築き上げた。この宮廷を中心に繰り広げられた華やかなエンターテインメント戦略の舞台裏を当時を洗い出す。
- 目次
序章
第一章 祝宴局の成立
1 チューダー王朝の形成とエンターテインメント―ヘンリー七世の時代
2 祝宴局の常設へ―ヘンリー八世の時代
第二章 エリザベス朝初期の祝宴局
1 エリザベス女王の祝宴局とその課題
2 祝宴局とエンターテインメントの新しい方向
第三章 エドムンド・ティルニーの登場
1 ティルニー第三代祝宴局長に就任
2 一五八一年のパテント―祝宴局長の権限
3 ティルニーの時代へ
第四章 女王一座
1 中央劇団の結成
2 一座の活動―中央と地方
3 伝統的ドラマツルギーとその限界
終章
あとがき
参考文献
索引- メディアほか関連情報
■ 「出版ニュース」2005年5月上旬号に掲載されました
~祝宴局の設立(ヘンリー7世)から常設(ヘンリー8世)、さらにエリザベス朝初期からエドモンド・ティルニーの登場へと時代の変遷を追いながら、奨励と管理・規制の問題など当時の権力システムがエンターテインメントにどのように作用したか、宮廷と文学、芝居がどのような形で関わってきたのかを豊富な史料から明らかにしてみせる。~同書評より
■ 「朝日新聞」2005年4月10日号に掲載されました
~本書は、歴代の王・女王治下に、表題の部局が、ショー、仮面劇、演劇を運営・管理、エリザベス1世時代には演劇の黄金期を築き、マーローと、シェークスピアを擁する2大劇団の時代をもたらしたと分析する。検閲役の面もあったにせよ、芸術を力づけたものが、あの時代かの国にはあったのだと、今日この国にいると複雑な気持ちだ。~同記事より
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