文化の美学/ルネサンス文学と社会的装飾の実践
(著者)パトリシア・ファマトン (訳)井上 彰 生田省悟 箭川 修
判型 | A5判上製 |
ページ | 440ページ |
価格 | 3,800円(税別) |
ISBN | 978-4-88198-852-7 |
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発売日 | 1996年6月1日 |
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- 解説
イギリス・ルネサンスの装飾の織りなす宇宙を新歴史主義的視点から論じるファマトンの本邦初訳。贈与、受領、消費の美学に着目し、装飾的余剰としての文化──子供、宝飾品、宴、料理・菓子、恋愛詩、仮面劇、イギリス革命に命を落としたチャールズ一世の形見──の中に、「私」にこだわる自己形成の物語を読み取る。
- 目次
図版一覧
謝辞
日本語版序文
第一章 序 静物画― 時計、宝石、オレンジ
第二章 贈り物交換― エリザベス朝の子供とロマンスの流通
第三章 人目を忍ぶ芸術― エリザベス朝の細密画とソネット
第四章 ヴォイドの消尽― ジェイムス朝のバンケットと仮面劇
第五章 〈時事性〉(トピカリティ)のヴェール― 『ネプチューンの凱旋』における貿易と装飾
注
訳者あとがき
参考文献
索引- メディアほか関連情報
- 著者紹介
- 関連書籍