判型 | 四六判上製 |
ページ | 496ページ |
価格 | 3,500円(税別) |
ISBN | 978-4-7754-0014-2 |
Cコード | |
略号 | |
発売日 | 2002年6月1日 |
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- 解説
16、17世紀の「結婚のディスコース」がもたらした複雑な問題がイギリス・ルネサンス演劇でどのように表象されているか、またそれは文化的・社会的にどのような意味をもっているのかを、さまざまな視点から探究した珠玉の論文集。
- 目次
はじめに 楠 明子
第一部 ロマンス・民話の変容と結婚
祝婚喜劇の非婚論者──『お気に召すまま』におけるユーフュイーズ的言説の行方◎竹村はるみ
ぺトルーキオの「物語」── 父権制と「男らしさ」◎小林かおり
第二部 王権と結婚
家族の肖像──シェイクスピア『ジョン王』論◎高田茂樹
娘にとっての「ハッピー・エンディング」?──結婚のディスコース、処女女王、『テンペスト』◎阪本久美子
第三部 ベッド・トリックと結婚
解体するロマンス──ベッド・トリックの周辺◎境野直樹
暗闇の中の主体性──『終わりよければすべてよし』における結婚と女性主体◎近藤弘幸
第四部 女性の主体と結婚
耐えるグリゼルダ、耐えられない夫──結婚と犯罪のディスコース、その融合と変容◎原英一
「結婚のディスコース」と女性の主体、男性の暴力──女性作家・男性作家の場合◎楠 明子
あとがき 原英一
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