詩的言語のアスペクツ/ロマン派を超えて
(編)中国四国イギリス・ロマン派学会
判型 | A5判 |
ページ | 405ページ |
価格 | 3,800円(税別) |
ISBN | 978-4-7754-0232-0 |
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発売日 | 2016年6月10日 |
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- 解説
イギリスのロマン派を中心とする詩及び詩人を多面的に論じた総覧的研究。<歴史主義>的批評、共鳴し合う<時代精神>を読み解く論文、メタ言語で言詩作品の再構築を目論む<言語学的アプローチ>の論文を収録。
- 目次
第1章 歴史主義的批評
イェイツとムアの対立の深層 山崎弘行
詩と詩論の相互作用とその変容 江口誠
バイロン 散華への道のり 上杉文世
ミソロンギへの道 上杉恵子
自国意識をめぐるバイロンの葛藤 田原光広
トマス・キンセラ「肉屋の1ダース」と血の日曜日事件 河野賢司
勇者たちの熱狂 マルコム・ケルソル
第2章 アナロジーの解剖学
シェーマス・ヒーニーの詩における時空の超越 藤本黎時
キーツの詩における「英国らしさ」の確立 児玉富美恵
ブレイク作品にみる「四」のペルソナ 中山文
ロレンスの書簡における「未来派」観 安尾康彦
ストレイチーのキリスト教批判にみるロマン主義精神
第3章 言語学的アプローチ
ワーズワスの「黄水仙」を読む 中谷喜一郎・中川憲
『序曲』における‘love'について 末岡ツネ子
ブレイクの「幼い黒人の少年」の重層的言語構造を解明する 池下幹彦
『てんとう虫』の唄 志鷹道明
ルイス・キャロルのノンセンス詩とマザーグース的なもの 吉本和弘
あとがきにかえて
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