詩人と新しい哲学/ジョン・ダンを考える
(著者)早乙女 忠
判型 | 四六判上製 |
ページ | 239ページ |
価格 | 2,800円(税別) |
ISBN | 978-4-88198-960-9 |
Cコード | |
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発売日 | 2001年6月1日 |
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- 解説
全く異質と考えられているダンとミルトンが「新しい哲学」に対面し、いかに作品を形成したかを辿る。やがてエロスの言語によって宗教を描くようになるダン、『失楽園』の中で「新しい哲学」と対決するミルトン。真の近代的作品群の誕生を著者は刻明に論じる。
- 目次
1 モザイクの世界
2 新しい哲学
3 新しい哲学(続)
4 マニエリスムの詩人
5 世俗詩と宗教詩
6 世俗詩と宗教詩(続)
7 『失楽園』と新しい哲学
あとがき- メディアほか関連情報
■『中央評論』(中央大学)2001年秋季号に書評が掲載されました
この二人(スペンサーとダン)の詩人を論じたのが二冊の本書──本学で長く教鞭をとられた早乙女忠教授が十年余にわたる論考をまとめられた新刊二点である。(中略)『詩人と新しい哲学』のほうは、『霊魂転生』『周年追悼詩』といったダンの長詩を中心に論じ、最終章でミルトンの『失楽園』に新たな視点から再考を加えたものである。我が国ではこれまで論じられることがあまり多くなかったと思われるダンの長詩についての論考は貴重だ。──青木和夫(中央大学文学部教授・英文学)
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