幻視の地へ/ヨーロッパ文学におけるヴィジョンの諸相
(著者)山影 隆
判型 | A5判 |
ページ | 496ページ |
価格 | 3,800円(税別) |
ISBN | 978-4-7754-0003-6 |
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発売日 | 2002年1月1日 |
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- 解説
故・山影隆氏が発表した論文をすべて収録。氏が考察したのはダンテからドロシー・ワーズワスまでと多岐にわたるが、根本において氏が追い求めていたものはまさに「ヴィジョン」の探究であった。佐々木充氏による「解説」にて山影隆の研究動向の詳細がわかる。
- 目次
序 佐藤徹郎
一、ヴィジョン編
1 G.M.ホプキンズの内景世界
2 ヴィジョンの諸相
3 ヴィジョンの諸相──ウィリアム・ブレイク―
二、変容編
1 ブレイク『ヨブ記挿絵集』──個の変容
2 ウィリアム・ブレイクに於ける両性具有と半陰陽
3 隠れたる異神──『ファウスト 悲劇の第二部』覚書
4 プロメーテウスの変容
三、ミューズ編
1 天上の詩女神Uraniaとその影
2 ブレイクに於ける詩女神の位相
3 ミューズのトポス──その地誌的風景詩に於ける展開
4 ミューズ・眼・迷宮──ジェイムズ・トムソン『四季』編
5 ジョン・クレアの初期詩──召命と詩的構造
四、自然編
1 ジョン・クレア『羊飼いの暦』──詩意識と詩的構造
2 ミューズの変容──ジョン・クレア序説
3 大江健三郎『新しい人よ目ざめよ』と『懐かしい年への手紙』におけるブレイクとダンテの引用詩句とその用法
4 鳥の詩歌の変奏──ジョン・クレアとイギリス・ロマン派詩人
5 仮寓・定在・変移──ドロシー・ワーズワス「オルフォックスデン日記」「グラスミア日記」における花鳥風月の世界
6 「なぜ田園(カントリーサイド)なのか」──スーザン・ヒル『魔法の林檎の木』とフレイザー・ハリソン『生ける風景』から
解説 佐々木 充
おくがき 深澤助雄- メディアほか関連情報
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