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ロマン派のエコロジー/ワーズワスと環境保護の伝統

(著者)ジョナサン・ベイト   (訳)小田友弥  石幡直樹  

ロマン派のエコロジー/ワーズワスと環境保護の伝統
判型 A5判上製
ページ 280ページ
価格 3,000円(税別)
ISBN 978-4-88198-897-8
Cコード
略号
発売日 2000年7月1日

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解説

現代の冷戦構造崩壊から環境不安へ、すなわち赤から緑への動きを取り込み、ラスキンなどの自然との幸福な結合というロマン派解釈の流れに立つ本書は、ロマン派の自然愛に現代の環境危機の先触れを探り、ロマン派文学と環境文学批評との運命的な結びつきを解明する。

目次

謝辞
日本語版序文
序章
第一章 永久に緑の言葉
第二章 自然の理法
第三章 風景のモラル
第四章 土地の名付け
原注・訳注
訳者解説
訳者あとがき
索引(巻末)

メディアほか関連情報
著者紹介
  • ジョナサン・ベイト

    1958年生まれ。ケンブリッジ大学卒業、以後ハーバード大学やケンブリッジ大学で研究員や講師を務め、84年にケンブリッジ大学で博士号を取得。その後90年に32歳の若さでリヴァプール大学の歴史ある英文学キング・アルフレッド講座教授の職に就く。著書多数、研究書は本書の他にシェイクスピアに関するものが数冊。シェイクスピア研究者として、国際的な評価を得ている。だが、博士論文である最初の著作  Shakespeare and the English Romantic Imagination(Oxford UP,1986)はシェイクスピアがイギリス・ロマン派の創作活動の源泉となったことを例証しており、彼のロマン主義研究者としての側面もここに由来する。また The Genius of Shakespeare(Picador, 1997)は、シェイクスピアの生涯の不明の部分を大胆に推理し、話題となった。さらにハズリットを題材とした小説も出版するなど、まさに少壮気鋭の英文学者・著述家である。

  • 小田友弥

    1947年生まれ。山形大学名誉教授。東北大学大学院文学研究科修士課程修了。専門はイギリス・ロマン派文学。

  • 石幡直樹

    1953年生まれ。元・東北大学大学院国際文化研究科教授。東北大学大学院文学研究科修士課程修了。専門はイギリス・ロマン派文学、日系アメリカ人文学。

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