判型 | A5判上製 |
ページ | 320ページ |
価格 | 3,500円(税別) |
ISBN | 978-4-88198-914-2 |
Cコード | |
略号 | |
発売日 | 1999年5月1日 |
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- 解説
「約束の地」アメリカは17世紀以来「新大陸」に渡ってきた様々な移民たちに何を与えてきたのか。ピューリタニズムにアメリカのアイデンティティの起源を求めるのか。ピューリタニズムを中心テーマに据えた珠玉の研究論文集。
- 目次
序文●宮脇俊文/高野一良
Ⅰ キャサリン・セジウィック
白き死の仮面 キャサリン・セジウィックの描いた白い歴史絵巻●高野一良
Ⅱ ウィリアム・ブラッドフォード
ブラッドフォードの『歴史』にみるインディアン消去法 「ピーコット戦争」まで●八木敏雄
Ⅲ トマス・シェパード
荒野から沃野へ トマス・シェパードとその周辺●難波雅紀
Ⅳ ハリエット・ビーチャー・ストウ
牧師の娘の苦悩 ストウとピューリタニズムの変容●作間和子
Ⅴ ジェイムズ・フェニモア・クーパー
戦略としての「ピューリタン嫌い」 クーパーの『ウィッシュ・トン・ウィッシュの嘆き人』●林 以知郎
VI ナサニエル・ホーソーン
ホーソーンとキリスト教 『緋文字』における苦行と悔い改め●青山義孝
VII ハーマン・メルヴィル
もう一つの神との格闘 メルヴィルと市民宗教●大塚寿郎
VIII ヘンリー・D・ソロー
ソローのウィルダネスの詩学とピューリタニズム●伊藤詔子
IX ネイチャー・ライティング
書物としての自然 博物学的予型論●バートン・L・セント=アーマンド[訳=相原優子/相原直美/桑原紀子/高野一良]
X ヘンリー・ジェイムズ
ニューイングランド的良心と女性支配 ヘンリー・ジェイムズが『使者たち』に描いたアメリカ●中川優子
XI F・スコット・フィッツジェラルド
ピューリタニズムからマルティカルチュラリズムへ 『グレート・ギャッツビー』における二つの世界●宮脇俊文
XII マーク・レイナー
ニューヨークの魔女たち 「ヤング・バーグドーフ・グッドマン・ブラウン」に見るアヴァン・ポップ・ピューリタニズム●巽 孝之ニューイングランド・ピューリタニズム研究動向●難波雅紀
監修者あとがき●秋山 健
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