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モダニズムと神話/世界観の時代の思想と文学〈言語科学の冒険9〉

(著者)マイケル・ベル   (訳)吉村宏一   (訳)杉山 泰   (訳)浅井雅志   (訳)安尾正秋  

解説

ポストモダンの混迷状態からの脱出の方途を探るため、ニーチェやハイデガーの哲学を背景におき、「神話」を中心軸に据え、西洋圏外にも目配りしつつイェイツからアンジェラ・カーターまで多彩な作家を取り上げて、近現代文学を新たに読み解く。

目次

はじめに
第一部
第一章 世界観の時代における神話
第二部
第二章 モダニズム神話形成の諸相
第三章 モダニズム神話形成の異相―─ T・S・エリオットとエズラ・パウンド
第四章 モダニズム神話形成の政治学
第三部
第五章 モダニズム神話形成の解体
第六章 神話と生きる― セルバンテスと新世界
第七章 神話なしで生きる― 旧世界を脱構築する
第四部
むすび―─イデオロギー、神話、そして批評
原注
訳注
訳者あとがき
文献一覧
関連書翻訳一覧
索引

メディアほか関連情報
著者紹介
  • マイケル・ベル

    ウォリック大学名誉教授。専門は英文学、比較文学。

  • 吉村宏一

    同志社大学名誉教授。専門は英文学、主にD・H・ロレンス。

  • 杉山 泰

    元京都橘大学教授。専門は英文学、主にD・H・ロレンス。

  • 浅井雅志

    1952年、広島県生まれ。京都橘大学人間発達学部教授。同志社大学大学院修士課程、マンチェスター大学大学院博士課程修了(Ph.D.)。 著書に『モダンの「おそれ」と「おののき」──近代の宿痾の診断と処方』『持続するエピファニー ──文学に表象されたエロティシズムと霊性』『卑屈と傲岸と郷愁と──日本人の「異」への眼差しの系譜』(松柏社)、訳書にジェイムズ ムア『グルジェフ伝──神話の解剖』(平河出版社)。

  • 安尾正秋

    近畿大学 工学部教育推進センター 教授。専門は現代イギリス文学。

関連書籍
  • ポストモダニズムとは何か

  • 英文学の内なる外部/ポストコロニアリズムと文化の混淆

  • 即興文学のつくり方

  • T・S・エリオット 文学批評選集/形而上詩人達からドライデンまで

  • T・S・エリオット 演劇批評選集

  • モダンの近似値/スティーヴンズ・大江・アヴァンギャルド

  • T.S.エリオット クラーク講演

  • 近代への反逆/アメリカ文化の変容 1880-1920/〈言語科学の冒険26〉

  • モダンの「おそれ」と「おののき」/近代の宿痾の診断と処方

  • ニューレフトと呼ばれたモダニストたち/英語圏モダニズムの政治と文学

  • 一九世紀「英国」小説の展開

  • 二〇世紀「英国」小説の展開