ニューレフトと呼ばれたモダニストたち/英語圏モダニズムの政治と文学
(著者)山田雄三
判型 | A5判 |
ページ | 265ページ |
価格 | 2,840円(税別) |
ISBN | 978-4-7754-0190-3 |
Cコード | |
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発売日 | 2013年6月25日 |
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- 解説
レイモンド・ウィリアムズや中野好夫が見すえた「現実」と今日の「現実」とは、もはやすり合わせが不可能なほどに乖離してしまったのだろうかーー。遅れてきたモダニスト、ウィリアムズ、E・P・トムソン、ピーター・フラー、石牟礼道子、ユージン・スミスらが政治と文学を両輪にして動かそうとした「現実」と、彼らが到達したかった「現実」とを明らかにする。
- 目次
はじめに
第1章 モダニズムはいつだったのか/モダニズムの政治を定義する
第2章 レフトと呼ばれたモダニストたち/一九三〇年代と四〇年代、もうひとつのモダニズム
第3章 ニューレフトと呼ばれたモダニストたち/一九五〇年代の国際情勢とイギリスの「文化・政治」動向
第4章 未検証の現在のために/一九六〇年代、ポピュラーになるために
第5章 一九六八年の新旧ニューレフト/『ニューレフト・レビュー』とモダニズムの政治
第6章 「一九六八年伝説」の周縁で/地方都市とモダニズムの政治
第7章 始めること、その意図と展望/一九七〇年代のモダニズムの政治
第8章 一九七九年~八八年、モダニズムの危機/サッチャーの時代を迎えて
むすびに
あとがき
事項名索引
人名・作品名索引- メディアほか関連情報
■ 週間読書人2013年7月26日に掲載されました
レイモンド・ウィリアムズは「文化研究の生みの親」とのレッテルではもったいない人。彼を生んだ "状況" を精査する本書が味読のきっかけとなるか。(阿部公彦 東京大学)
- 著者紹介
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