評伝ジョウゼフ・コンラッド/女性・アメリカ・フランス
(著者)ロバート・ハンプソン (訳者)山本薫
判型 | 四六判 |
ページ | 299ページ(予定) |
価格 | 3,000円(税別) |
ISBN | 978-4-7754-0301-3 |
Cコード | 0098 |
略号 | |
発売日 | 2024年12月20日 |
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- 解説
没後百年、支配的な価値基準のもとで繰り返されてきた「船乗り」「海洋小説の作家」というコンラッド像が覆される時機が来た
過小評価されてきた〈女性が主人公の後期作品群〉〈フランスが舞台の晩年の歴史小説群〉〈コンラッドの商業的成功に寄与した北米市場〉に光をあてると、孤高の前衛文学の旗手とされきた作家の別の顔が見えてくる
■帯には柴田元幸さんに推薦コメントを頂きました
いまますます重要に思える作家の、これまで見逃されがちだった著作も含め多くの作品をじっくり読み込むなかで、作家の人生や時代背景もあざやかに浮かび上がらせる。それがたった250ページで成し遂げられていることに驚嘆させられる。評伝はみなこうあってほしいと思える、鑑のような一冊。
- 目次
序 章 コンラッドのイメージ
第1章 ウクライナに生まれて
第2章 英国商船隊の船員として
第3章 マレー小説
第4章 コンラッドと文学市場
第5章 マーロウと『ブラックウッズ・マガジン』
第6章 二つのアメリカ、ナショナリズム、帝国
第7章 アナキストとスパイたち
第8章 裏切りと神経衰弱
第9章 ポーランド再訪
第10章 コンラッドと女たち
第11章 商業的成功と北米
第12章 コンラッドとフランス
結び
謝辞
訳者あとがき
参考文献註
註
索引
- メディアほか関連情報
- 著者紹介
- 関連書籍