判型 | A5判 |
ページ | 135ページ |
価格 | 2,200円(税別) |
ISBN | 978-4-7754-0239-9 |
Cコード | |
略号 | |
発売日 | 2017年10月31日 |
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- 解説
聴覚障害者が被告として司法判断を受ける場合、自己の主張・意見・弁明を正確に伝え、健常者と同等の公正且つ適切な裁判を受ける権利を保障しなければならない。その為には「質の高い手話通訳者」育成を目的とした研修が不可欠である。本書はその為の教材として編纂された。動画で学ぶ模擬裁判(DVD)で実践的な場面が展開される。
- 目次
第1部 刑事手続の流れ 手話通訳者が登場する場面
はじめに ― 言語としての「手話」
1 捜査、公訴、公判の概説
2 刑事手続の登場人物
3 捜査
4 公訴
5 公判
6 上訴・再審
第2部 裁判員裁判 ― コナン食堂殺人未遂事件 シナリオで学ぶ法廷手話
1 開廷
2 冒頭手続
3 起訴状朗読
4 黙秘権告知
5 罪状認否― 意見陳述
6 証拠調べ手続
7 検察官冒頭陳述
8 弁護人冒頭陳述
9 公判前整理手続の結果顕出
10 証拠調べの実施 ― 書証などの証拠調べ
11 被害者証人尋問
12 被告人質問
13 証拠の整理
14 検察官の論告・求刑
15 弁護人の弁論
16 被告人の最終陳述
17 判決宣告
第3部 裁判員裁判に関する手話表現
1 裁判に関する単語・語句の手話表現例
2「裁判員裁判」(第2部)で使用されている単語・語句例
第4部 手話通訳者の倫理および行動ルール
1 倫理とは
2 手話通訳者の倫理と行動規範
3 法廷通訳人の守るべき倫理原則
4 ケーススタディ- メディアほか関連情報
■ 「出版ニュース」2018年3月上旬号に掲載されました
聴覚障害のある被疑者・被告人が公正・適切な裁判を受ける権利を保障する「質の高い手話通訳者」を要請するために書かれた。前半では刑事手続の基本を解説、裁判員裁判の想定シナリオをもとに手話通訳の学習を行う。後半は実践的な手話表現を付属のDVDを使いながら学ぶ。米国の司法分野の手話通訳者の守秘義務や専門職としてとるべき行動、倫理面のルールも解説。
- 著者紹介
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