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スイート・コックコート

(著者)吉田菊次郎  

スイート・コックコート
判型 四六判
ページ 368
価格 2,800円(税別)
ISBN 978-4-7754-0289-4
Cコード
略号
発売日 2022年12月15日

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解説

菓子屋の子として生まれ、家業の倒産を乗り越え、敗戦後の荒廃、高度成長期を経てフランス菓子のスイートな美味・美しさを追求。
フランス菓子の真髄を求めて渡欧修行、帰国後、自店を全国展開。粉まみれの作業着だった菓子作りのコックコートが、社会や価値観の変遷と共にステータスを得るまでのヒストリーを、自らの人生・生業に重ね合わせた、甘くほろ苦き一代記。

目次

序章 甘きルーツ 
ご先祖奮闘・天秤棒を担いで/ニ代目・青春の流離アメリカ放浪記/三代目・風雲児不屈の闘志
第一章 甘き葛藤 
少青年時代/人生急転・家業倒産/なまじり決して渡欧修行/第一回菓子世界大会に挑戦、飴細工の名人に押しかけ入門/
スイスでショコラ習得/帰国開業/悪戦苦闘/いつかは銀座へ/商いは無限?/C’est la vie セ・ラ・ヴィ それが人生さ!
第二章 甘き彩 
電波&映像の世界/文筆の世界/俳句の世界/教育活動/イベント活動/災害支援/社会活動/畏れ多い話

メディアほか関連情報
著者紹介
  • 吉田菊次郎

    俳号・南舟子(なんしゅうし)1944(昭和19)年東京生まれ。明治大学商学部卒業、都内の菓子店に勤務後渡欧し、フランス、スイスで製菓修業。その間第一回菓子世界大会銅賞(1971年於パリ)他数々の国際賞を受賞。帰国後「ブールミッシュ」を開業(本店・銀座)現在同社会長の他製菓フード業界の様々な要職を兼ねる。文筆、テレビ、ラジオ、講演等でも活躍。2004年、フランス共和国より農事功労章シュヴァリエ叙勲及び厚生労働省より「現代の名工・卓越した技能者」受章。2005年、厚生労働省より「若者の人間力を高めるための国民会議」委員拝命。同年、天皇皇后両陛下より秋の園遊会のお招きにあずかる。2007年、日本食生活文化賞金賞受賞。2011年、厚生労働省より「職場のいじめ、嫌がらせ問題に関する円卓会議」委員拝命。2011年、大手前大学客員教授に就任。2014年フランス料理アカデミー・フランス本部会員に推挙される。同年、フルーツ王国・やまなし大使に任命される。その後も内外の受賞多数。2022年秋、黄綬褒章受章。主な著書に『あめ細工』『チョコレート菓子』『パティスリー』『洋菓子の工芸技法』(柴田書店))、『洋菓子事典』(主婦の友社)、『デパートB1物語』(平凡社)、『お菓子漫遊記』『お菓子な歳時記』『父の後ろ姿』(時事通信社)、『西洋菓子彷徨始末』『東北スイーツ紀行』『左見右見』『水脈』(朝文社)、『スイーツクルーズ世界一周おやつ旅』(クルーズトラベルカンパニー)、『今までにないスイーツの発想と組み立て』(誠文堂新光社)、『洋菓子百科事典』(白水社)、『流離』『スイーツ歳時記&お菓子の記念日』、『古今東西スイーツ物語』(松柏社)、『万国お菓子物語・世界を巡る一〇一話』(講談社)、『夢のスイーツ湘南プラス』(江ノ電沿線新聞社)他多数。

関連書籍
  • 流離(さすらい)

  • スイーツ歳時記&お菓子の記念日

  • 古今東西スイーツ物語