ホボモク/〈アメリカ古典大衆小説コレクション9〉
(著者)リディア・マリア・チャイルド (訳・解説)大串尚代
- 解説
Lydia Maria Child, Hobomok(1824)の全訳!
インディアン男性ホボモクと白人女性メアリの異種族間ロマンスを衝撃的に描く
刊行当時は人種間雑婚をなすヒロイン像自体が物議を醸したが、細部に書き込まれた植民地時代の宗教論争や歴史的背景から、作家の並々ならぬ力量が窺われる一作。
17世紀植民地時代のセイラム。厳格な正教徒の父のもと、抑圧された生活を送っていたメアリは、宗派の違う恋人ブラウンが彼女の父によって共同体を追放されると、家を去り、ホボモクとの結婚を決意する。
- 目次
第1章〜第20章
訳者解説
参考文献
- メディアほか関連情報
- 著者紹介
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