言語類型の起源と系譜
(著者)近藤健二
判型 | A5判上製 |
ページ | 512ページ |
価格 | 4,800円(税別) |
ISBN | 978-4-7754-0094-4 |
Cコード | |
略号 | |
発売日 | 2005年12月25日 |
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- 解説
能格言語と活格言語と主格言語の起源、インド・ヨーロッパ語における文法的な生と性の起源、日本語を含むアジア太平洋諸語の同系性、そして系統不詳と言われるシュメール語とエラム語の驚くべき系譜が大胆、かつ精緻な方法で論じられる。
- 目次
はじめに:主語についての緒論
第1章:能格言語の起源
第2章:分裂能格の諸相
第3章:主格言語における特殊な主語
第4章:活格言語の起源
第5章:二つの生と三つの性の起源
第6章:人称標識の起源とアジア太平洋諸語の系譜
第7章:祖形 *-ga, *-ti, *-ma の日本語反映形
第8章:シュメール語とエラム語の系統
展 望:「日本語のタミル語起源」説の彼方- メディアほか関連情報
■ 「信濃毎日新聞」2006年1月21号に掲載されました
~日本語の起源に関して、人類学的考察を加えた本格的研究書が登場した。本書は1万年単位の歴史をさかのぼって、アジア太平洋地域の「共通祖語」を探るという野心的な労作である。著者は多くの類例を挙げながら、南洋の諸言語と北方のアイヌ語などは「歴史の深淵においてつながっている」と断定する。最後に、国語学者大野晋さんが日本語のタミル語起源と指摘したことについては「アジア太平洋諸語の祖語に根ざしたもの」と独自の主張を展開、言語の歴史に新たな地平を切り開いている。~同書評より
■書評空間 紀伊国屋書店:プロの読み手による書評ブログに、加藤弘一さんの書評が掲載されました
https://booklog.kinokuniya.co.jp/kato/archives/2007/03/post_65.html
- 著者紹介
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