判型 | 四六判上製 |
ページ | 678ページ |
価格 | 4,800円(税別) |
ISBN | 978-4-7754-0230-6 |
Cコード | |
略号 | |
発売日 | 2016年12月15日 |
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- 解説
第一次世界大戦終結までの、ロレンス苦闘の軌跡。兵役検査、スパイ疑惑によるコーンウォール退去命令。度重なる苦難の中、豊かな精神生活を求めて真摯に生きる作家の、雌伏の2年間を明らかにする。1917年~18年の書簡343編を収録。
- 目次
凡例
第一部 一九一七年
書簡
ヒルダ・オールディントンへの書簡一~二
エスター・アンドリューズへの書簡一~二
レディ・シンシア・アスキスへの書簡一=一〇
ゴードン・キャンベルへの書簡一~三
キャサリン・カーズウェルへの書簡一~二五
アーネスト・コリングズへの書簡一~四
ウィルバー・クロスへの書簡一~二
オーガスタ・デ・ウィットへの書簡一
デイヴィッド・エダーへの書簡一
ウォルド・フランクへの書簡一~二
マーク・ガートラーへの書簡一~三
セシル・グレイへの書簡一~一五
ジョセフ・ホーンへの書簡一
イーニッド・ホプキンへの書簡一
サリー・ホプキンへの書簡一~三
S・S・コテリアンスキーへの書簡一~一七
エイミー・ローウェルへの書簡一~三
エドワード・マーシュへの書簡一~五
ハリエット・モンローへの書簡一~二
ロバート・モンシュへの書簡一~一一
ジョン・ミドルトン・マリへの書簡一~四
ロバート・ニコルズへの書簡一
セシル・パーマーへの書簡一
J・B・ピンカーへの書簡 一~三五
ドリー・ラドフォードへの書簡 一~六
モンタギュー・シアマンへの書簡一~三
ユーニス・ティーチェンスへの書簡一~二
第二部 一九一八年
書簡
レディ・シンシア・アスキスへの書簡一~二一
シリル・ボーモントへの書簡一~八
J・D・ベレスフォードへの書簡一
レティス・ベリーへの書簡一
メアリ・カナンへの書簡一
キャサリン・カーズウェルへの書簡一~一五
キャサリンとドナルド・カーズウェルへの書簡一
ドナルド・カーズウェルへの書簡一~二
イーディス・エダーへの書簡一~三
ハーバート・ファージョンへの書簡一
マーク・ガートラーへの書簡一~七
セシル・グレイへの書簡一~八
ナンシー・ヘンリーへの書簡一~七
スタンリー・ホッキングへの書簡一
ジョセフ・ホーンへの書簡一
イーニッド・ホプキンへの書簡一~三
サリー・ホプキンへの書簡一~五
ウィリアム・ホプキンへの書簡一~三
S・S・コテリアンスキーへの書簡一~二四
エイミー・ローウェルへの書簡一~五
キャサリン・マンスフィールドへの書簡一~五
アーサー・マクラウドへの書簡一~二
ハリエット・モンローへの書簡一
レディ・オットリン・モレルへの書簡一
ロバート・ニコルズへの書簡一~二
J・B・ピンカーへの書簡一~二六
メイトランド・ラドフォードへの書簡一
アーサー・ルウェリン・ロバーツへの書簡一~三
マイケル・サドラーへの書簡一~三
マーティン・セッカーへの書簡一~三
モンタギュー・シアマンへの書簡一
ジョン・トレガーゼン・ショートへの書簡一~七
ルーシー・ショートへの書簡一
レナード・ウルフへの書簡一
セリナ・ヨークへの書簡一~二
宛先人不明の書簡一
ケンブリッジ大学図書館司書への書簡一
解題
「脱出の夢と独自の平和論ー一九一七年のロレンス」
「ー一九一八年ー」
あとがき
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索引
翻訳担当者ならびに担当箇所一覧- メディアほか関連情報
■ 「週刊読書人」2017年3月31日に掲載されました
興味を惹くのは『恋する女たち』のレルケのモデルと言われる画家のマーク・ガートラー宛ての10通のみの手紙だ。自分の作品や知人に対する本音や理想郷について等々、深い思いを吐露している。自分と同質の人間性を感じたのだろう。(中略)ロレンスの手紙は今なら電話で話すような内容が多いし、文章も砕けていて、いわば口語体の文章だ。ロレンスの文学作品のみならず評伝と合わせて手紙を読むとロレンスの生の声が聞こえてくるようであり、作品が一段と身近に感じられてくる。(立石弘道 日本大学大学院講師・現代英国文学/比較文化・文学)
- 著者紹介
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