アメリカ文化のホログラム
(編著)阿野文朗
判型 | A5判上製 |
ページ | 300ページ |
価格 | 2,800円(税別) |
ISBN | 978-4-88198-920-3 |
Cコード | |
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発売日 | 1999年10月1日 |
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- 解説
日米関係の原点、アメリカニズムの諸相、エスニシティと文学、そしてアメリカに内在する諸問題を多元的に追求した本書には、アメリカ文学はもとよりアメリカ文化を知ろうとする人に、間違いなく大きな刺激と指針を与える14本の論文を収録。
- 目次
まえがき
第一部 日米関係の原点
1 『バーレー万国史』と文明開化 阿野文朗
2 ホーソーンと『日本遠征記』 阿野文朗
3 明治初期津軽の洋学受容と米国人教師──アーサー・C・マックレーの日本体験記を中心に 北原かな子
4 ラフカディオ・ハーンと西田千太郎──島根県尋常中学校「不敬事件」を中心に 野坂東作
第二部 アメリカニズムの諸相
1 手の見えざる神と手の見ゆる神──聖書とエドワード・テイラーの「『神の決定』序」 澤入要仁
2 「国籍離脱者」としてのホーソーン──芸術と古色を求めて アーデス・エヴァンズ
3 エミリー・ディキンスンの作品に見る「魔術」 丸山令子
4 ナサニエル・ウェストの世界──狂気への逃避 阿野文朗
第三部 エスニシティと文学
1 ユダヤ系作家デルモア・シュウォーツにおける歴史感覚 佐々木 肇
2 黒人作家アリス・ウォーカーにおける思想の変容──「シスターフッド」の概念を中心として 清水奈穂
3 日系女流詩人ミツエ・ヤマダに見る民族と性 石幡直樹
第四部 内在する諸問題
1 彷徨える〈ちびくろサンボ〉 藤田みどり
2 スポック博士と〈きまじめな母親たち〉── 一九五〇年代アメリカにおける寛容的育児の背景 加藤道代
3 赤い時間・白い時間──インディアン言語と英語に見る時間意識と世界像 溝越 彰あとがき
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