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本間久雄日記

(編著)平田耀子  

本間久雄日記
判型 四六判上製
ページ 684ページ
価格 3,800円(税別)
ISBN 978-4-7754-0085-2
Cコード
略号
発売日 2005年9月15日

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解説

明治以来「奇跡の百年」の最後に位置する文人、本間久雄の昭和34年から39年に至る日記を編纂、解説した稀少な一冊。早稲田大学卒業後評論家として活躍した本間久雄は、文学のみならず、婦人問題、社会問題、絵画、歌舞伎等々幅広い分野で健筆をふるった。

 

本間久雄の略歴:(1886-1981年)米沢市出身。日本の英文学者で国文学者。文学博士。早稲田大学名誉教授、実践女子大学名誉教授。
明治42年(1909年)、早稲田大学英文科卒業。大正2年(1913年)、初の評論「高台より」出版。大正7年(1918年)、早稲田大学講師。「早稲田文学」主幹。昭和6年(1931年)、早稲田大学文学部教授に就任する。昭和9年(1934年)、「英国近世唯美主義の研究」で文学博士学位を受ける。昭和32年(1957年)、早稲田大学名誉教授。昭和33年(1958年)、実践女子大学教授就任。昭和37年(1962年)、実践女子大学名誉教授。昭和52年(1977年)、「明治文学史」の基礎資料をまとめた「明治大正文学真蹟図録」を出版。

 

目次

はしがき
凡例
解説(凡例)
昭和三十四年日記
昭和三十五年日記
昭和三十六年日記
昭和三十七年日記
昭和三十八年日記
昭和三十九年日記
本間久雄関連系譜
本間久雄略年譜

メディアほか関連情報

■ 「国文学 解釈と鑑賞」2006年2月号に掲載されました

~巻頭に、まさに「本間久雄研究」ともいうべき平田氏の詳細綿密な大部の「解説」があって、「一 本間久雄、人とその生涯」「二 『日記』とその時代」「三 『日記』に現れる本間久雄の交友関係」「四 本間久雄と『本』」について、その全体像を客観的・実証的に呈示している。(中略)本間久雄が旧藩校興譲館であった米沢中学(旧制)から坪内逍遥を慕って早稲田に学び、自然主義の評論家として出発したことはよく知られている。「明治文学史」の最終巻で自然主義を核に自己の出発期を再点検することが、文学史家としての氏の果たすべき最後の責務だった。いわばこの「日記」は、その目的達成のための苦闘の日録とも読める。~同書評より (大久保典夫=文芸評論家)

著者紹介
  • 平田耀子

    東京に生まれる。元・中央大学総合政策学部教授。本間久雄の孫。早稲田大学文学部大学院博士課程修了。シェフィールド大学(Ph.D.)。専門は西洋中世史。

関連書籍
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