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ビーチャムの生涯

(著者)ジョージ・メレディス   (訳者)菊池勝也  

ビーチャムの生涯
判型 A5判
ページ 912ページ
価格 8,000円(税別)
ISBN 978-4-7754-0302-0
Cコード
略号
発売日 2024年09月25日

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解説

メレディスが自身の最高傑作と宣言し、The Penguin Companion to Literature が「英語で書かれた最も優れた政治小説のひとつ 」と評したBeauchamp's Career(1876)の全訳

 

海軍士官ネヴィル・ビーチャムはクリミア戦争で負傷し、健康を取り戻したヴェネツィアで才気煥発で気位の高いルネ・ド・クロワスネルと恋に落ち、駆け落ちを望むが、ルネは年老いたフランス貴族と結婚し、ビーチャムは再び海軍の任務に就く。ビーチャムは共和主義者で自由な発想の持ち主であるシュラプネル博士の影響を受けるが、保守党の議員である裕福な彼の叔父ロムフリーを疎ましく思うようになる。

目次

第一章 国家の擁護者

第二章 叔父、甥、そしてもう一人の甥

第三章  諸侯の時局観を収む

第四章 戦陣のネヴィルを瞥見す

第五章 ルネ

第六章 ヴェニスの恋

第七章 目覚める二人

第八章 アドリア海の一夜

第九章 アルプスを仰ぎ見る海上の朝

第十章 奇妙な協議

第十一章 バスケレット中隊長

第十二章 悪評高きシュラプネル博士との面会

第十三章 繊細すぎる良心

第十四章 社説記事とティモシー・タルボット氏

第十五章 セシリア・ハルケット

第十六章 ビーチャムの旗幟を一部鮮明にする

第十七章 彼の友にして敵

第十八章 遊説行為について

第十九章 パルメット卿とベヴィシャムのいかがわしい選挙人たち

第二十章 イチンコープでの一日

第二十一章 ホイッグ党の審理に関する質問とエヴェラード・ロムフリー氏の見事な一撃

第二十二章 ベヴィシャムに乗り込む

第二十三章 トゥールドステル

第二十四章 彼の休暇

第二十五章 舟の冒険

第二十六章 ブラックバーン・タッカム氏

第二十七章 選挙を横目で瞥見す

第二十八章 一令嬢の心情とその知性を感動せしむ

第二十九章 ビーチャム中佐に宛てたシュラプネル博士の書簡

第三十章 シュラプネル博士をいじめること

第三十一章 義侠心に富む一紳士の活動開始を示す

第三十二章 セシリアを征服しようとビーチャムなりに努力する

第三十三章 ステイナムでの初めての遭遇

第三十四章 ルネの顔

第三十五章 方向違いの遠乗り

第三十六章 ロムフリー氏にシュラプネル博士への謝罪を迫る

第三十七章 セシリア、征服される

第三十八章  エイヴォンリー卿

第三十九章 ビーチャムとセシリアの間

第四十章 彼の本心を試す

第四十一章 意に満たぬ勝利

第四十二章 二つの情熱

第四十三章 ロムフリー伯爵と伯爵夫人

第四十四章 伯爵の甥たちのこと、そして再度ビーチャムの二つの情熱をご覧に供す

第四十五章 セシリアに対するささやかな企み

第四十六章 予見されていたやも知れぬ通りに

第四十七章 彼の求婚を謝絶する

第四十八章 ロムフリー伯爵を待ち受ける試練について

第四十九章 諸侯ならではの専横の基本構造が瓦解する

第五十章 共有地に面した家にて

第五十一章 夜分に

第五十二章 長途の旅の問題と懺悔 

第五十三章 シュラプネル博士への謝罪

第五十四章 謝罪の結果

第五十五章 愛はないまま 

第五十六章 ネヴィル・ビーチャムの最期

 

訳者註 

訳者あとがき

メディアほか関連情報
著者紹介
  • ジョージ・メレディス

    (1828-1909)ポーツマス生まれ。19世紀イギリスの小説家、詩人。代表作は1859年の『リチャード・フェヴェレルの試練』、1879年の『エゴイスト』。

  • 菊池勝也

    元盛岡大学文学部教授。中央大学文学部文学科卒業。文学修士(中央大学)。専門は英文学。

関連書籍
  • リチャード・フェヴェレルの試練/父と子の物語