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リチャード・フェヴェレルの試練/父と子の物語

(著者)ジョージ・メレディス   (訳)菊池勝也  

リチャード・フェヴェレルの試練/父と子の物語
判型 A5判上製
ページ 880ページ
価格 4,800円(税別)
ISBN 978-4-88198-926-5
Cコード
略号
発売日 1999年11月1日

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解説

妻に駆け落ちされたサー・オースティン・フェヴェレル准男爵が、自らの教育方針に則って一粒種の息子リチャードを教育しようとする物語。リチャードとルーシーの邂逅は、詩人メレディスの資質を遺憾なく発揮した美しい場面としてあまりにも有名。本邦初訳。

目次

第一章 巡礼の頭陀袋
第二章 仮面の背後
第三章 メイルディクション夫人
第四章 レイナム・アベーの住人たち
第五章 運命の三女神、教育体系の力を試すに十四回目の誕生日を選ぶ
第六章 善神と悪神との闘争
第七章 放火
第八章 エイドリアン、釣糸をおろす
第九章 幼稚な戦略
第十章 ダフネの阿舎
第十一章 苦杯
第十二章 繊細な区別だて
第十三章 リチャード、試練の序幕を通過、これが警句一つをうむきっかけとなる
第十四章 ベイクウェル喜劇の最終幕は一通の手紙で終る
第十五章 開花の季節
第十六章 磁力をおびる年頃
第十七章 牽引力
第十八章 ファーディナンドとミランダ
第十九章 リプトン・トンプソン君の仮面をはぐ
第二十章 美酒と一杯機嫌
第二十一章 教育体系、若気の至りの道楽の特殊答弁に直面す
第二十二章 ガラスの上靴を携えて歩きまわるシーレブズ・ペーターのはかない期待
第二十三章 安物の笛による転換の調べ
第二十四章 英雄による由緒ある竜の懲らしめ方を賞讃す
第二十五章 リチャード、ロンドンに呼び出され、説教を聴く
第二十六章 熱病の接近を示す
第二十七章 林檎病の危機
第二十八章 春咲きの桜草と秋咲きの桜草
第二十九章 英雄、一歩を踏み出す
第三十章 英雄の急発展を記録す
第三十一章 ヒロインのためのとりなしを収む
第三十二章 恋人たちの春四月の裏で策動がいかに進んだかを語る
第三十三章 喜劇の最終幕は新たな第一幕の開幕を告げる
第三十四章 披露宴
第三十五章 紛う方なき哲人のご入来
第三十六章 ケーキの行進
第三十七章 悪神の機嫌をとる
第三十八章 大食漢を懐柔す
第三十九章 クレアの結婚
第四十章 リッチモンドでの晩餐会
第四十一章 ベリー夫人、結婚生活を説く
第四十二章 妖婦
第四十三章 小鳥を山鷹― ベリー夫人、救出に向かう!
第四十四章 クレアの日記
第四十五章 オースティン、帰国する
第四十六章 自然は語る
第四十七章 ふたたび善神と悪神の闘争
第四十八章 最後の場面
第四十九章 ブランディッシュ夫人からオースティン・ウェントワース宛の手紙
訳者註 
訳者あとがき

メディアほか関連情報
著者紹介
  • ジョージ・メレディス

    (1828-1909)ポーツマス生まれ。19世紀イギリスの小説家、詩人。代表作は1859年の『リチャード・フェヴェレルの試練』、1879年の『エゴイスト』。

  • 菊池勝也

    元盛岡大学文学部教授。中央大学文学部文学科卒業。文学修士(中央大学)。専門は英文学。