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102歳の医師が教えてくれた満足な生と死

(著者)奥野修司  

102歳の医師が教えてくれた満足な生と死
判型 四六判
ページ 275ページ
価格 本体1600円+税
ISBN 978-4-7754-0296-2
Cコード
略号
発売日 2023年7月14日

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解説

自分の死は自ら創る。
しかし目的は死ではない。
それまでどう生きるかだ。

 

本人の満足、家族の満足、医療側の満足、日々を満足に生きた先にある「満足死」とは……102歳医師が語る「死ぬまで元気」の秘訣

 

満足死は生が目的です。満足な生活の延長線上に、結果として満足な死があるんです。こういう死に方をしたいというのではなく、満足な死を迎えるには、自分がどういう行動をしたらそれを実現できるか……。(中略)満足な生活が満足な死につながるんです。(本文より)

目次

お通夜は死の教室/自分で創る死/満足死は一人称の死/人間は生きたように死ぬ/相手の波長にあわせた医療/高齢化率47%/居眠り先生/寝たきりゼロの町へ/家で死ねたら本望/妻の腕の中で眠る/患者と死を語る/診療は1日24時間/23歳の軍医殿/結核との闘いと公衆衛生/予防医学をやりたい/一生涯一カルテ/成人病と生活習慣病/私は村の当直医/「広域総合病院構想」/「満足そうな死でした」/安楽死とカレン事件/一人称の死/幸せとは健康度/安楽死事件/「満足死の会」設立/リビング・ウイル/リビング・ウイルからACPへ/かかりつけ医の条件/40キロ先まで往診/患者の聞く権利と義務/時代が求める満足死/人は3度死ぬ/満足死は満足生/国保料を下げた/人間の心は死の間際まで変わる/満足死にかかりつけ医は必要か/現実論としての満足死/満足死が実現できる時代/老人と性/老人神話/管轄外へも往診/老々ボランティア/齢を数えるな/余命1ヵ月/嫁には感謝しちゅう/四万十帯とひとつになる/老人下宿/末期がんで水も飲めなくなって/家族の介護に安らいだ/在宅療養は理想か/となり村から村長がやって来た/無視された保健文化賞受賞/住民の請願運動/行政が協力すればもっと医療費を下げられた/都市化する佐賀/子供の介護に期待するな/スキンシップの欠落が介護力低下を招いた?/「ケア完備集落構想」/診療所の危機/メタボリック症候群/これからの医療/「健康販売店」/臨床保健師/販売スキルはSAY&DO/リスクファクターよりナラティブで/ナラティブが動機づけになった例/佐賀には近未来の日本がある

メディアほか関連情報

■『日刊ゲンダイDIGITAL』2023年8月5日号に書評が掲載されました

「疋田が目指すのは、他人の目から見て尊厳を失わないための「尊厳死」ではなく、本人が満足して死ぬ一人称の「満足死」だ。」

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/book/327073

著者紹介
  • 奥野修司

    1948年生まれ。ノンフィクション作家。2006年、『ナツコ 沖縄密貿易の女王』(文春文庫)で大宅壮一ノンフィクション賞、講談社ノンフィクション賞をダブル受賞。主著に『ねじれた絆 赤ちゃん取り違え事件の十七年』(文藝春秋)、『心にナイフを忍ばせて』(文藝春秋)、『魂でもいいから、そばにいて 3・1 1後の霊体験を聞く』(新潮社)、『愉快な認知症』(講談社)など著作多数。

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