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宮沢賢治と言えば幻想第四次の銀河鉄道。寮佐吉(訳編)『通俗第四次元講話』(1922) と比較すれば、その発想源として相対性理論の第四次元とは違うものが見える。ワームホール説を知らなかった人が瞬間移動を描けた理由も、鳥捕りが列車へ戻る前に死ぬ時のような形をした理由も。変換の名手だった賢治が知っていたかのような理論で彼の創造力を扱う本書は、学習者にムダな苦労をさせない賢治式書き分けの画期的な提案書と言える。
福井県武生市生まれ。東京教育大学文学部卒、東北大学大学院文学研究科博士課程中退、大阪市立大学博士(文学)、大阪市立大学名誉教授。
知のポリフォニー/テキストによる人文科学入門
テンとマルの話/句読点の落とし物/日本語の落とし物 【改訂増補版】