ヒトラーに抱きあげられて
(著者)イルムガルド・A・ハント (訳)菅野圭子
判型 | 四六判 |
ページ | 380ページ |
価格 | 1,900円(税別) |
ISBN | 978-4-7754-0121-7 |
Cコード | |
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発売日 | 2007年3月22日 |
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- 解説
ヒトラー政権下のドイツで暮らす一人の少女の目を通して、当時のドイツ庶民のナチスとの関わりが語られる。大人たちのヒトラーに対する敬愛と 嫌悪のあいだで少女の心は揺れ、次第にナチスへの疑念が膨らみ始める……。一般のドイツ人による希少な一級の資料でもある。
- 目次
序文 子供時代の回想記を書くにあたって
第1部 1906-1934年 ペールマン家
第2部 1934-1939年 ヒトラーの信奉者
第3部 1939-1945年 戦争と陥落
第4部 1945-1948年 にがい正義、いや正義はなされるのか?
- メディアほか関連情報
■ 「Poco'ce」10月号に掲載されました
ヒトラー政権下のドイツで暮らす一人の少女の目を通して、当時のドイツ庶民のナチスとの関わりが語られる。最大の出来事は、少女だった著者が、偶然ヒトラーの膝に抱きあげられたこと。ヒトラーを敬愛する両親には娘がスターに見えたが、軽蔑していた祖父は腹を立て……。 少女がヒトラーとその時代に翻弄されていく日々を回想した本です。
■ 「毎日新聞」2007年5月6日に掲載されました
~ヒトラーを待ち構えていた沿道の大勢の人々の中から一人の少女が選ばれ抱きあげられた。ヒトラーを敬愛する両親は娘がスターに見えて感激した。 だが祖父は、軽蔑にしか値しない男に孫娘が利用されて腹立たしく、プイと背を向けて遠ざかった。その少女がヒトラーに大きく揺り動かされた生活を回想した。ドイツ国民はなぜあのヒトラーを熱狂的に指示したのか。多くの歴史かが深く分析しているが、ヒトラーにほんろうされた普通のドイツ人を巡ってその状況を描いたものは見かけない。そこで少女が、いまでは忌まわしい思いとともに、回想記を書いた。(森谷正規)
- 著者紹介
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