イギリスの道/フォトジェニックな英国記号論
(著者)山本 睦
判型 | A5判背角上製 |
ページ | 188ページ |
価格 | 2,400円(税別) |
ISBN | 978-4-7754-0053-1 |
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発売日 | 2003年12月1日 |
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- 解説
ウィンザー城の前を歩く老紳士のすっと伸びた背筋、年中緑滴る草地でたたずむ羊たち、中世の大学の構内に植えられたハーブの群れ…これらの「記号」を拾いながら散歩すると、英国の素顔が見えてくる。多くの写真と共に綴るイギリス記号文化論。
- 目次
- 第0章 「道」にまつわる経緯
- 第1章 「道」の中に「記号」を読む
- 第2章 湖水地方の羊のいる道
- 第3章 中世の回廊
- 第3.5章 幕間ギャラリー
- 第4章 「ロング・ウォーク(長い道)」に端を発する話
- 第5章 水の道
- 第6章 写真から抜け出して「現実」の「道」へ
- 註釈
- 参考文献
- メディアほか関連情報
■ 「マンスリー・エム」2005年3月号に掲載されました。
~イギリスの道に魅せられた著者自身が撮影したロンドンやスコットランド、湖水地方、アイオア島などの写真とともに綴るエッセイ。イギリス人ウォーカーの道の歩き方に関するエピソードや、思わずイギリスを旅したくなる美しい光景で構成されている。~同書評より
■ 「英日文化」2004年9月号(No.78)に掲載されました。
~写真には湖水地方、ケンブリッジ、ウィンザー、バース、ランカスター、アイオナ、ピトロホリーなどが含まれ、どれも美しく楽しい。ことにランカスター運河の写真は上下を逆に印刷し、著者の感性を反映させる効果を狙っておもしろい。このほか画面構成にも苦心の跡が見える。著者は、「道」に沿うさまざまな点景を英国を語る「記号」と見て、(中略)あるときは回想的に、またあるときは講義調で英国の人と文化を語ってゆく。~同書評より (名取 多嘉雄 氏)
- 著者紹介