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しみじみ読むイギリス・アイルランド文学/現代文学短編作品集

(訳)岩田美喜/遠藤不比人/片山亜紀/田尻芳樹/田村斉敏

(編)阿部公彦

12篇の大人と子供の物語。各翻訳には訳者の解説付き。 彼女の親の反対を押し切って駆け落ちした主人公のぼく。だが生活費がつきてくると二人の関係がにわかにくずれ始めるグレアム・スウィフトの「トンネル」。借金を繰り返す夫に苦労しながらも家庭を守る母親が、突然届いたきれいな敷物の送り主に淡い期待を抱きつつ探し始める「敷物」。十数年ぶりにアメリカから日本の生家に帰った主人公だったが、父親とのわだかまりが消えるどころか改めて浮き上がってしまうカズオ・イシグロの「ある家族の夕餉」など珠玉の12篇。

四六判ソフトカバー

240頁

2160円(税込)

978-4-7754-0137-8

2007年6月15日発売

   
    ・「誰かに話した方がいい」 ベリル・ベインブリッジ著/阿部公彦訳
    ・「敷物」 エドナ・オブライエン著/遠藤不比人訳
    ・「奇妙な召命」 モイ・マクローリー著/片山亜紀訳
    ・「清算」 シェイマス・ヒーニー著/岩田美喜訳
    ・「ある家族の夕餉」 カズオ・イシグロ著/田尻芳樹訳
    ・「呼ばれて/小包/郊外に住む女―さらなる点描」 イーヴァン・ボーランド著/田村斉敏訳
    ・「ドイツから来た子」 ロン・バトリン著/遠藤不比人訳
    ・「トンネル」 グレアム・スウィフト著/片山亜紀訳
    ・「屋根裏部屋で」 アンドリュー・モーション著/田村斉敏訳
    ・「五月」 アリ・スミス著/岩田美喜訳 
    ・「はじめての懺悔」 フランク・オコナー著/阿部公彦訳
    ・「ホームシック産業」 ヒューゴー・ハミルトン著/田尻芳樹訳

■ 「英語年鑑」2009年版に掲載されました

短編のアンソロジーに、阿部公彦編『しみじみ読むイギリス・アイルランド文学』(松柏社,2007. 6)がある。「現代文学短編先品集」の一冊(ほかに平石貴樹編『しみじみ読むアメリカ文学』がある)で、ベリル・ベインブリッジからアンドリュー・モーションに至る12編の散文と詩が紡ぎだす「しみじみとした」物語が、翻訳と解説文を添えて提示される。選択がユニークで、まさにしみじみとした散文の味わいを楽しめる異色の編集である。
(川口喬一=筑波大学名誉教授)

■ 「英語年鑑」2009年版に掲載されました

「しみじみ」をキーワードに、味わい深く読める短編を集めたもので、若い読者に対する文学への導入としてもよくできている。おもに気鋭の若手が訳者として名を連ねていることや、すでに絶版となっている名作短編が拾ってあるのも嬉しい。
(上岡伸雄 =学習院大学教授)

■ 2007年8月5日 西日本新聞朝刊

現代の英国とアイルランドの短編小説、詩を十二編収録。思春期の少女 を語り手に、親たちとのコミュニケーションのすれ違いを描いた「誰か に話したほうがいい」(ベリル・ベインブリッジ作)、「ある家族の夕 餉(ゆうげ)」(カズオ・イシグロ作)など。

■ 「週間読書人」2007年7月20日号に掲載されました。

(前略)やはり「しみじみ」読めるのは、日常的な人間関係や内面の機 微を描いた短編作品である。無駄をぎりぎりまで削ぎ落とし、登場人物 の内面の揺らぎや心の襞までをも浮かび上がらせることによって、あま りに人間的であるがゆえに抱かざるをえないせつなさ、やるせなさ、哀 しさ、優しさなどを「しみじみ」と読者に伝えるには短編作品をおいて ほかにないだろう。 (中略)アイルランド文学のエドナ・オブライエンの「敷物」、モイ・ マクローリーの「奇妙な召命」、フランク・オコナー「はじめての懺 悔」、シェイマス・ヒーニー「清算」は信仰と関連がある作品。ヒュー ゴー・ハミルトンの「ホームシック産業」は、アイルランドへの帰属拒 否そのものがアイルランドの文化的伝統への帰属となってしまうという パラドックスを描いた、きわめてアイルランド的な作品である。 イギリス文学のベリル・ベインブリッジ「誰かに話した方がいい」で は、七〇年代の思春期の少女を主人公に世代間のせめぎあいが描きださ れる。グレアム・スウィフトの「トンネル」も七〇年代に舞台が設定さ れ、さまざまな読みの可能性を呈示してくれる作品である。また、カズ オ・イシグロの「ある家族の夕餉」は無駄を極力省いた巧みな構成の作 品で、小津安二郎の映画を彷彿とさせる何度読んでも飽きない一編であ る。
(木下卓=愛媛大学教授)

■ 東京新聞/中日新聞2007年7月1日に掲載されました

しみじみと泣く、くすりと笑う、切なくなる・・・。いずれも味わい深い珠玉の作品。訳者の解説も丁寧で秀逸だ。現代小説を味わう絶好の一冊。

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