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第二章 「おれをそんな風に呼びたきゃあ、にっこり笑えよ!」 第三章 スティーヴがおごる 第四章 牧畜地帯のただ中へ 第五章 女主人公の登場 第六章 エミリー 第七章 二冬の雪を越えて 第八章 誠実なる独身女 第九章 新世界に来た女 第十章 気まぐれが芽生えるところ 第十一章 「縁が切れるより先に、あんたはおれを好きになるさ」 第十二章 高等と平等 第十三章 トランプゲームとアメリカ国民――第一幕 第十四章 第二幕の前に 第十五章 トランプゲームとアメリカ国民――第二幕 第十六章 トランプゲームとアメリカ国民――最終幕 第十七章 シピオーの教訓 第十八章 「牧師になりたいと思うかい?」 第十九章 マクブライド博士の「失礼」 第二十章 細かいことにはかまわない判事 第二十一章 罪に汚れて 第二十二章 「ラスラーって何?」 第二十三章 さまざまな論点 第二十四章 寓意の込められた手紙 第二十五章 迷い犬の足取り 第二十六章 バラムとペドロ 第二十七章 スターク家の曾祖母さん 第二十八章 夢から覚めるわけじゃない 第二十九章 ベニントンへの知らせ 第三十章 平原の馬小屋 第三十一章 ハコヤナギの木立ち 第三十二章 幽霊山道 第三十三章 独身女の眠れない夜 第三十四章 「あの子の指にはめるには」 第三十五章 計画的犯行 第三十六章 ダンバートンにて ■ 「英語年鑑」2009年版に掲載されました 松柏社の「アメリカ古典大衆小説コレクション」では、2007年度はオーエン・ウィスター『ヴァージニアン』(平石貴樹訳)とヘレン・ハント・ジャクソン『ラモーナ』(金澤淳子・深谷素子訳)が出版された。どちらもアメリカのベストセラーであり、歴史的文書として重要でありながら、日本では訳されてこなかったもの。(上岡伸雄=学習院大学教授) ■ 「週間読書人」2007年9月28日に掲載されました。 実は幾重にも興味深い小説である。原著出版は一九〇二年の四月。瞬く間にベストセラーとなり、ある資料によれば、八月までの四ヶ月で一〇万部の売り上げを記録し、出版後の八ヶ月間に一四回も版を重ねたという。また別の資料は、最初の二年間で三〇万部を売り、一九二〇年には百万部を越え、六〇年代後半には二百万部に迫る勢いであったと伝えている。一九一四年を皮切りに繰り返し映画化もされ、六二年からは九年にわたって連続ドラマとしてテレビで放映されている。五〇年代末頃までは米国の多くの高校の必須読本にも指定されていたそうである。国民的熱狂とさえ呼べそうな長年の人気の秘密とはなにか。それを考えながら読むのも興味深い。■ 「SIGHT 2007 autumn vol. 33」に掲載されました。 アメリカのウエスタンはここから始まるって言われる有名な小説です。昔、出版共同社から58年に出たときに僕は読んでいて、それはこの半分も厚さがないんですよ。「何だったんだろう?俺が読んだのは」と愕然としました(笑)。これは書かれたのが1905年だからね。100年前の作品が完訳で出るっていうのはすばらしい。画期的なことですよ。(北上次郎ー大森望との書評対談にて) |