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Chaucerの曖昧性の構造

(著者)中尾 佳行

チョーサーの作品 Troilus and Criseyde を材料にして、その作品における「曖昧」の仕組みを解明することを目的としている。二重プリズム構造を設定し、一見卑近な言い回しが読者のプリズムを通して多様に屈折するプロセスを叙述した逸書。

A5判上製

451

4320円(税込)

4-7754-0054-1

2004年刊

   
    まえがき
    1. 序論
    2. 先行研究と課題
    3. 本論の視点と方法
    4. テクスト領域の曖昧性:メタテクスト
    5. テクスト領域の曖昧性:間テクスト性
    6. テクスト領域の曖昧性:テクスト構造
    7. テクスト領域の曖昧性:話法
    8. テクスト領域の曖昧性:談話構造
    9. テクスト領域の曖昧性:発話意図
    10. 対人関係領域の曖昧性:法性
    11. 言語表現領域の曖昧性:統語法
    12. 言語表現領域の曖昧性:語
    13. 言語表現領域の曖昧性:声(音)
    14. 結語
    Appendix A: Criseydeの流動性を表す語
    Appendix B: 流動性を表す語の作品別比較

    参考文献
    あとがき
    事項索引
    人名索引

■ 英語年鑑2005年版に掲載されました。

〜中尾佳行『Chaucerの曖昧性の構造』(松柏社、2004)は文体論を正面から扱った書物ではないが、とくに言語表現の曖昧性に関する章をはじめとして、随所に著者の文体への鋭い感性を読み取ることができる。著者はテクスト構造、間テクスト性、メタテクスト、話法、談話構造、発話の意図、法性など意味論・語用論の知見に基づく多角的な観点からTroilus and Criseydeの言語を詳細に論述する。言語の内在的な本質でもある曖昧性の生起過程に目を向けることにより、Chaucerの代表作に潜む文体特徴の一端が明らかにされてゆく。〜同書 豊田昌倫 氏「文体論の研究」より

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