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エイリアン・ベッドフェロウズ

(著者)小谷 真理

作品に表象されたエイリアンたちにスポットをあて、SFを含む現代文学や映像作品に無数に出現する広義のエイリアンを分析、社会において自ら異 質であるのを自覚する人々の姿が描き出される。SF批評家として絶大な人気を誇る著者の評論集。

四六判上製

366

2052円(税込)

4-7754-0043-6

2004年刊

   
    第吃堯.┘ぅ螢▲麒験慙製説
    ロボット
    サイボーグ
    錬金術師
    スラッシャー
    吸血鬼
    ガイノイド
    ネイティヴ
    ペット
    人食い
    女性統治者
    ゴーレム
    昆虫
    ハッカー
    女性表現者
    双子神

    第局堯|砲ら女へ症候群
    女装
    有名人
    性転換

    第敬堯.哀蹇璽丱襦Ε┘ぅ螢▲
    仮死
    探検家
    メイド
    タイム・トラベラー
    よみがえり
    女の歴史
    異星人
    ゲリラ
    クローン

■ 「アメリカ文学研究」2005年No.42号に掲載されました。

〜「Alien Bedfellows」の連載が開始された1991年といえば、著者も「あとがき」で述べているように、「湾岸戦争」の時期である。当時私は大学に入って二年目であり、人文学と自分との関わりをはっきりと見いだせないばかりか、自身に「すり込まれた」男性性とそれがはらむ政治性を意識して葛藤を覚えるという段階にすら未だ到達していない、日常生活の政治学に鈍感な学問オンチの男子大学生だった。(中略)その現状に鑑みれば、本書に盛り込まれたような「広義のエイリアン」を取り上げた「作品」群とそれらを読み解く分析手法の(決して鵜呑みにするのでも、いたずらに反発するのでもなく)広い範囲での「共有」こそが、ともすれば濫用され依存症を招きかねない、「世代論」や「国益論」として姿を現す「思考停止」に対する解毒剤として必要なのではないだろうか。このような思考に刺激を与える処方を積極的に支持していくことが、日常生活の政治学の場における人文学的実践の望ましいあり方の一つなのではないかと私は考えている。〜同書評より (小畑 拓也 氏)

■ 「すばる」2004年4月号に掲載されました。

〜第1部はそうした小谷の野心が発揮された部分で、15個のSF作品とともに、エッジのきいた批評理論によってテキパキと料理される。(中略)また第2部や第3部にはデザートというべき軽い文体のエッセイがあって、ほっと一息つけるようにもなっている。うまく編集されている評論集だ。〜同書評より (越川 芳明 氏)

■ 出版記念会の模様が、「信濃毎日新聞」2004年4月19日号に掲載されました。

〜出版記念会には作家の夢枕獏、菊池秀行、笙野頼子、漫画家の萩尾望都の各氏らが出席した。(中略)小谷氏は、「昔凍結しておいた受精卵を今になって生んだという感じ。いろいろあったけど、粘って良かった」とあいさつ。〜同記事より

■ 「SFマガジン」2004年4月号に掲載されました。

〜小谷真理『エイリアン・ベッドフェロウズ』は、フェミニズム批評を最もポジティブで開かれたものとして活用し、その本来の意味でジェンダーの意識化/無化を目指す著者ならではの画期的なSF評論だ。(中略)SFを知るわれわれは、中心的言説の虚構性に、無批判ではあり得ない。〜同書評より (長山 靖生 氏)

■ 「出版ニュース」2004年3月下旬号に掲載されました。

〜ここでいうエイリアンとは、「地球外生命体」ではなく、本来の意味である異邦人すなわち共同体の外の人を指す。(中略)例えば男性内部に構築された女性性の問題も密接に関わってくるわけだ。英米の現代SFの紹介に止まらず、グローバリズムとアメリカニズムを考える上でも示唆に富む。〜同書評より

■ 「夕刊読売新聞」2004年3月17日号に掲載されました。

〜本書は70年代に注目された女性の性差、疎外をエイリアンに重ね合わせる視点を、さらに深化させた先端的SF論。エイリアンの諸相を分析、欧米SFのフェミニズムを縦横に論じる。〜同書評より

■ 「中央新報」2004年3月14日号に掲載されました。

〜本書は、そんな小谷氏の、デビュー当時に書かれた初々しい論文集である。(中略)その内容は、いまだに新鮮な驚きにみちている。多くが、すでに十年以上前に書かれた論文であることを考えるなら、この新鮮さは驚くべきものだ。〜同書評より (斎藤 環 氏=精神科医)

■ 「週刊読書人」2004年2月13日号に掲載されました。

〜しかし「エイリアン」の本来の意味は異邦人、つまり白人男性の作った共同体から逸脱した人々であり、SF作品の中のエイリアンは彼らを隠喩しているという。(中略)二十六のフィクション・ノンフィクションを紹介し、そこに描かれているエイリアンがなにを隠喩してきたかを、最新のフェミニズム理論を用いて、解題していく。それは現実世界の共同体に潜む無意識の約束事や、エイリアン達の抱える問題点をあきらかにし、ひいては読者の内部に隠されたエイリアン性を暴いていく試みである。〜同書評より (柏崎 玲央奈 氏=SFレヴュアー)

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